2018年10月27日

タピール レザーソールオイル&シュムッツブラシ 入荷しました

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TAPIRより、レザーソールオイルとシュムッツブラシが新しく入荷しています。
共に、レザーソールをケアするためのもので、ブラシで汚れを落とした後、オイルを塗っていくという使い方をします。

今回はオイルを主に仕入れ、ブラシはその付属と考えていましたが、このブラシがなかなか優れもの。ココナツファイバーで出来た毛が程良い硬さで、ソールの汚れを落とすと同時に、磨り減ったソール面のケバを起こし、オイルが入りやすい状態にしてくれます。オイルと一緒に揃えていただくことをオススメします。

posted by cacica at 22:42| tapir

2018年03月20日

タピール 防水スプレー 入荷しました

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TAPIRの防水スプレーが新しく入荷いたしました。

スエードやヌバック等の起毛革用ですが、スムースレザーにも使えます。フレーゲクリームと同様の成分をスプレーできると考えていただくと良いかもしれません。

原材料が天然成分ですので、防水効果は強力ではありませんが、市販品によくあるフッ素樹脂と溶剤で作られているものが苦手な方にとっては、選択肢の一つになるかと思います。雨の多くなるこれからの時期、是非ご検討ください。

併せてフレーゲクリームも各色在庫補充いたしましたが、レーダーオイルは仕入先にて欠品のため、来月中旬入荷予定です。

本日20日より月末まで、定休日の月曜を除いて10:00〜17:00でショップスペースオープンしております。

posted by cacica at 19:36| tapir

2017年02月14日

タピール フレーゲクリームの赤茶入荷しました

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TAPIRのフレーゲクリーム「明るい茶色」(赤茶)が新しく入荷しました。
ショップスペースにテスターを用意してありますので、実際に色味と使用感を試していただくと良いかと思います。

posted by cacica at 22:18| tapir

2016年02月07日

タピールを使った靴磨き(スタンダードライン 磨き編)

タピールを使用した靴磨きの手順、先日は汚れ落としについてご案内させていただきましたので、今日はその続き。ここからは、スタンダードラインとカジュアルラインに分けて、説明していきます。

分けて説明するのは、使用している革が異なるためです。カジュアルラインではマットな仕上がりのオイルドレザーを、スタンダードラインではやや光沢のあるスムースレザーをメインに使用しています。

今回はスタンダードラインを取り上げて説明を続けます。

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使うのは「フレーゲクリーム」。どちらかというとロウの成分の多いクリームです。
Cacicaでは、黒・こげ茶・無色を取り扱っておりますので、履いている靴に応じて使い分けていただくと良いかと思います。

前回の最後に書き忘れましたが、レーダーオイルで汚れを落とした後に磨きに入る場合は、少し時間を置いて、しっとり感がやや落ち着いてからが良いです。すぐに磨くと、革の中のオイル分が多くなり、革が柔らかくなりすぎてしまいます。

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まずは少量を「ミニブラシ」に取りましょう。
タピールの製品は天然由来の成分からできているので、素手でも塗り広げることが可能ですが、クリームは指を使うと多く取りすぎてしまう場合があるので、こちらのブラシを使うと便利です。

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レーダーオイルの時と同じように、やはり目立たないところから塗っていきます。
ブラシから靴に移したクリームを、円を描きながら薄く塗り広げる感じです。
シボのある革や、穴飾りのある靴は、クリームが溜まりやすいので、気をつけて。

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まんべんなく薄く塗り広げられたら、手で感触を確かめてみましょう。
この段階では、キュッキュッと、やや引っ掛かりを感じると思います。

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掌を使って、全体を少し撫でてあげてください。
体温でクリームが柔らかくなり馴染むことで、塗りムラがなくなります。

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それから「艶出しブラシ」でブラッシング。
クリームの色がわかるように、無色のものを使います。
靴によって複数色のクリームを使い分ける場合は、ミニブラシや艶出しブラシも使い分けると、色が濁らずに済みます。

磨き方としては、汚れ落としのように払う感じではなく、それより少し力を入れると、光沢が出やすいと思います。コシがある豚毛に対して、馬毛はしなやかなので、多少力を入れても、革を傷つける心配がありません。

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全体がブラッシングできたら、もう一度、手で革の表面に触れて、触り心地を確認してみましょう。
引っ掛かりがなくなり、見た目にも自然な光沢が出ているでしょうか。
大丈夫そうなら、最後に靴紐を通して靴磨きはおしまいです。
おつかれさまでした。

靴磨きは始めるまでは腰が重いですが、やりはじめるとなかなか楽しいものだと思います。
毎日やる必要はありませんので、靴の状態を確認する意味でも、時間のあるときに靴と向き合ってあげてくださいね。

次の機会には、カジュアルラインのケアの仕方をご案内させていただきます。

posted by cacica at 22:16| tapir

2016年01月29日

タピールを使った靴磨き(汚れ落とし編)

お客さまからのお問い合わせも少しずつ増えておりますタピールのケア用品。
使用方法についてのご質問もいただきますので、こちらで靴磨きの流れをご案内させていただきます。

靴磨きというと、クリームをつけて磨くことが真っ先に思い浮かぶ方もいらっしゃるかと思いますが、それよりも前段階で重要なのが、靴の汚れを落とすことです。汚れやホコリが付いている状態は、見た目だけでなく、革にも良くないので、まずはそこからしっかりとケアをしていきましょう。


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まずは、靴紐を抜きましょう。ちょっと面倒ですが、紐が通ったままですと磨きにくいです。
この状態で、革がどんな様子か確認しておくと、適切なケアができますし、後で靴磨きの成果も実感できます。

次にブラシをかけていきますが、泥汚れがひどい場合はブラッシングの前にかたく絞った布で泥をふき取るのも有効です。その際は濡らし過ぎにご注意を。

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ブラッシングに使うのは、「艶出しブラシ」。
靴磨きの際、汚れ落とし用は馬毛、磨き用は豚毛とブラシを使い分けることも多いのですが、タピールのブラシは馬毛のものしかありませんので、汚れ落としも磨きも、艶出しブラシを使用します。
一つのブラシを汚れ落としと磨きとで兼用するわけではなく、ブラシの色によって、黒は汚れ落とし用、無色は磨き用と、使い分けると良いかと思います。磨きに無色のものを使うのは、後々、使用したクリームの色の判別がつくようにです。

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アッパー全体にブラシをかけていきます。
個人的な使用感としては、毛の本数が多く、線や点でなく、しっかりと面で靴にあたるのが頼もしいです。

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アッパーとウェルトの間もホコリがたまりやすいので、かき出すようにブラッシング。
特にスタンダードラインの靴は、ホコリや泥によってスクイ縫いにも悪影響が出ますので、念入りに。

ブラッシングは一番手軽にできるケアです。
履いた後、気づいた時にホコリを払ってあげるだけで、靴は長持ちするようになります。

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靴の表面の汚れを落としたら、今度は「レーダーオイル」を使って、革の内部に入ってしまった汚れを落としていきましょう。

タピールの多くの製品には、オレンジオイルが使われており、柑橘系の香りがします。
特にこちらのレーダーオイルは除菌効果のある酢も含まれているため、果実酢のような良い香り。
気持ちよく靴のケアができます。

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古くなったTシャツ等の布を指に巻きつけて、レーダーオイルを少量取ります。
レーダーオイルは成分が中で分離していますので、使う前には良く振りましょう。

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靴につけると一時的に色が濃くなりますが、だんだんと元の色味に落ち着いていきます。
Cacicaの靴では、色の変化に支障がないことは確認済みですが、それ以外の靴では確証はありませんので、目立たない土踏まずの辺り等で確認していただいてからの使用をおすすめします。

ゴシゴシと擦らなくても大丈夫。
くるくると円を描くように、革の表面を撫でていきます。

布が汚れたら、こまめに使う場所をかえて、繰り返してください。

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拭き終えたところ。
色味は濃く見えますが、靴全体がしっとりとしているのがわかるかと思います。

通常のクリーナーとは異なり、オイルが主成分のため、汚れを落としつつ革をしっとりとさせることができるのが、レーダーオイルの特徴です。靴磨きをしばらくサボって革が乾燥しているときや、この後の磨きの際に下地を作りたいときには、効果があります。

逆に、つけすぎでオイル過多の状態になりやすいとも言えますので、つけるときは必ず少量ずつにしましょう。つけすぎが心配な場合は、レーダーオイルをあえて使わないというのもアリかもしれません。
この後の磨きの手順で使用する「フレーゲクリーム」にも「レーダーバルサム」にも、汚れ落としの効果のあるオイルが少量含まれていますので、靴があまり汚れていないとき、革がしっとりとしているときは、それらの効果に頼るのも一つの方法です。…ちょっとわかりにくいでしょうか。

まとめますと、まずはブラッシングでホコリや目に見える汚れを除去。
革の状態を確認して、汚れがひどい場合、革が乾燥している場合は、「レーダーオイル」で拭く。
あまり汚れておらず、乾燥もしていない場合は、磨きの手順へ。
ということで良いかと思います。

長くなりましたので、磨きの手順はまたの機会にさせていただきます。

posted by cacica at 08:20| tapir

2015年11月24日

タピール製品の紹介

先日から取扱いさせていただくことになりました、タピールのケア用品についてご紹介させていただきます。

タピールは、1983年にドイツに誕生した皮革ケア用品のメーカーです。
原料には、産地が確かなだけでなく、採集・精製もそれぞれに適した方法で行なわれる、品質に優れたものを使用しています。tapirのサイトはこちらをご覧ください。

タピールの製品はいずれも天然成分だけでできているため、塗布した後に革に素手で馴染ませることができます。分量や革の質感を確かめながらケアができますし、靴に対する愛着も増すのではないかと思います。柑橘系の香りも心地良いです。


フレーゲクリーム

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一般的な乳化性クリームと同じ使い方ができるクリームです。
どちらかというとワックスの成分が多く、自然な光沢が得られます。
色つきのものもありますが、補色性はあまり高くありません。
Cacicaでは、スタンダードラインのケアに使用しています。
取扱い色 : 無色・こげ茶・黒


レーダーバルサム

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缶入りの仕様は一般的な艶出し用ポリッシュのようですがそこまで硬質ではなく、フレーゲクリームと、後に紹介いたしますレーダーオイルとの中間の性質となります。オイルの成分が多いため光沢はあまり得られませんが、浸透性が高いのでオイルレザーのケアに有効です。
こちらも各色ありますが、補色性はやはり高くありません。
Cacicaでは、カジュアルラインのケアに使用しています。
取扱い色 : 無色・こげ茶・黒


レーダーオイル

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主に汚れ落としに使用するオイルです。
油分を補い、革をしなやかに保ちます。


ミニブラシ

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タピールのロゴとバクのマークが入った、かわいらしいブラシです。
クリームやバルサムを塗布するときに使います。ブラシ素材は馬毛です。


艶出しブラシ

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こちらは大きめのブラシ。素材はやはり馬毛になります。
艶出しブラシというと豚毛のものが多いかもしれませんが、馬毛はそれよりも柔らかく、こちらのブラシは毛の本数も多いので、靴を面でとらえることができ、磨きやすいです。
工房では黒色のものをホコリ落としに、ベージュのものを磨きに使っています。

以上、取扱い商品のご紹介でした。
それぞれの商品を使ったケアについては、また改めてご案内させていただきます。

posted by cacica at 22:43| tapir

2015年10月22日

Tapirのケア用品

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Cacicaにて、Tapir(タピール)のケア用品をお取り扱いさせていただくことになりました。
品目としては、下記のものになります。

・フレーゲクリーム(黒・茶・無色)
・レーダーバルサム(黒・茶・無色)
・レーダーオイル
・ブラシ類

商品の詳細につきましては、ひとつずつ、また後日改めてご案内させていただきます。

オーダー靴のお客さま、靴作り教室の生徒さんはもちろん、それ以外のお客さまでもお買い求めいただけます。ひとまず少量ずつの在庫となっておりますので、ご確認いただいてからお越しいただくと確実かと思います。

よろしくお願いいたします。

posted by cacica at 21:36| tapir